その仕事は誰かの役に立っているのか?
今日の内容は「僕(自分)」に向けて書いたものです。
特定の「誰か」に向けているものではありません。
その仕事は誰かの役に立っているのか?
もうそのままです。
「その仕事は誰かの役に立っているのか?」
公務員、自営業、飲食業、アパレル、IT関係、士業、パート・アルバイト、何でもいいと思います。
仕事をして報酬を得ると言うこと
仕事をしたその対価としてお金をもらっている、毎月の給料が決まっている人もいれば、成果報酬の人もいる。
僕は成果報酬。
仕事をこなした分だけ報酬になる。
仕事をしなければ食っていけない。
僕は保険を扱うFP(ファイナンシャルプランナー)。
件数よりも1件単価が高いと言う特長があります。
だからブログやSNSなどで色々な人と交流を持つ時間を作ることができます。
そして新しい仕事やプロジェクトなどに打ち込む時間もできます。
例えば、今日の仕事は都内某所で所要時間5分。
僕が受け取る報酬は約15万円(案件によって金額は上下しますが多い時で一度で約80万円ほど)。
でも僕よりもキャリアの上の人は一度に数百万円なんて人もいます。
これだけ聞けば「なんてオイシイ仕事!」と思うかもしれないですね。
「なんだ自慢かよ!」と思う人もいるかもしれない。
「そんな楽な仕事に頼っちゃいけない」と言われたこともあります。
楽に仕事を請け負っている訳ではない
自分で言うのも何ですが、僕は楽をして仕事を請け負っていません。
今でこそ、太い紹介者から仕事が流れてきて比較的簡単に報酬を得ることができていますが、そこに至るまでの段階でモノにできない人はたくさんいるでしょう。
当時、上司にも言われました。
「それは一過性のものだから、もっと地道に積み上げる動きをしなさい。」
間違っていないと思います。
だって、それはどんな仕事にも必要なことだから。
ただ、僕はそこでこう思ったんです。
「一過性のことでも本気で取り組めば継続性が出るんじゃないか?」
それからすぐに起こった東日本大震災。
僕は受け持った顧客のアフターフォローに奔走することになったんです。
関東でも未曾有の大災害で大手の保険会社もパニック。
そこから数ヶ月、僕は新規契約は取れずに保全業務だけに追われることになります。
ピンチで磨かれた技術が呼び込んだ太い紹介
東日本大震災から数ヶ月、その未曾有の災害に遭われた顧客の対応を真剣にすることで、プレゼン時に顧客に話す言葉が変わりました。
それまでは、「このプランの特長は~」とか「保険料がこっちの保険会社のほうが安くて」と、当たり前の説明が多かったんですが、「こう言う災害が起きたときにこれで対応する」とか「この地域では過去10年でこれだけの水害が〇〇川で起きている」とか「この事例での保険金の請求の方法は~」と情報提供がメインになったんです。
それからは、顧客への情報提供がメインになることで、トラブル時にこそ顧客との太い信頼が構築され、それを目の当たりにした紹介者からは更に紹介が出るようになりました。
その仕事は本当に誰かの役に立っているのか?
一例として、僕の仕事の一部をお話しましたが、今日ふと思ったんです。
「その仕事は本当にこの人の役に立っているのか?」
もちろん最高の仕事をするために念入りに準備をしています。
でも、そこに”おごり”はなかっただろうか?
もう契約は確実だと思っていたり、どこかで気を抜いてはいなかっただろうか。
しっかりとその仕事に向き合っていただろうか。
この作成した契約書の向こう側の顧客のことをしっかりと想像をして作っていただろうか。
リアルでもネットでも「向こう側にいる人」を意識するかどうか
インターネットの向こう側にいる「誰か」は文字ではなくて人であると言うことを、ちゃんと認識しているかどうか。
ちょっとしたテクニックを手にすれば、誰でも簡単にお金が手に入る時代です。
でも、そのお金を支払っているのは「人」です。
生身の人間です。
もしかしたら、僕の大切な人の「大切な人」かもしれません。
そう考えると、インターネット上で誰かに発する言葉は僕の大切な人を間接的に傷つける可能性があります。
そして、いい加減な「仕事」をしてお金をもらった相手が、その「大切な人」かもしれません。
本当にそれでお金をもらっていいの?
僕はブログを始めてまだ1年経っていません。
でも、「本当にそれでお金をもらっていいの?」と思うことがたくさんあります。
もちろん、そこには色々な事情や工夫やテクニックや、本当に僕にはわからないことがたくさんあると思います。
でも、「本当にそれでお金をもらっていいの?」とネット素人の僕が思うことが本当に多いんです。
苦労をして苦労をして、我慢して我慢して、自分の成長に繋がるなら頭を下げる。
そんなことは必要ないと思っています。
でも、最短距離でお金を稼ぐとしても、そこに関わった顧客が本当に心から「〇〇さんに出会って良かった」と言ってくれるのかどうか?
あなたが「仕事」としていることは、本当に顧客の役に立っているのか?
最後は自分の心に聞いてみる
時代錯誤かもしれませんが、「最後は自分の心に聞いてみる」「お天道様に顔が向けられるかどうか」、そう思うんです。
直に顧客と向き合わない仕事に就いている人も同じです。
あなたが少し手を抜いたくらいじゃ見た目は変わらなかったとしても、あなたが手を抜いたと言う事実はあなたの心に残ります。
その事実は、一度忘れても、ふとしたときにあなたに襲い掛かります。
僕はブログを始めて、この世界には色々な人がいて、色々な「お金の稼ぎ方」があるなと感じました。
マーケット、ビジネス、ペルソナ、色々な片仮名が飛び交っているインターネットの中で、本当に「誰かの役に立つ仕事」として向き合っている人がどれだけいるのか。
僕が知らないだけで、もしかしたらたくさんいるかもしれません。
その人たちにはゴメンナサイ。
でも、そうじゃない人、それに気がついていない人は、後でそれに気がついたときに後悔が残るんじゃないかなって。
ふいにあなたに襲い掛かるんじゃないかって。
だから、特に若くして小さな成功を収めたと思っている人は気をつけたほうがいいかもしれません。
「けっこう簡単に金なんて稼げるじゃん」
簡単に手元に来たお金は簡単にいなくなりますよ。
そして、こんなことも覚えておいて欲しいなって。
あなたが本気を出して、100%以上のチカラを発揮して顧客のために動いたとき、今じゃ考えられないくらいの感謝をされるでしょう。
自分より20歳以上年上の人が深々と頭を下げて、涙を流しながら感謝してくれることだってあるんです。
あなたのことを本当に必要としてくれている人は、まだあなたが知らないだけで実際にいるんです。
その人はあなたが本気を出したときにしか現れません。
そして、すぐに報酬としての成果は出ないかもしれません。
でも、あなたが真っすぐなスタイルを貫き通していることを、その人は遠くで見ています。
大きな報酬を持って待ってくれています。
若いときに色々と経験することは素晴らしいと思います。
そして、それはやれることはやるべきだとも思います。
今年で40歳になる僕が、今になってやっと気づいたこと。
あなたにとっては簡単なことで目の前の一見簡単そうに見えることでも、あなたにお金を払う人がいると言うこと、そしてそれは生身の人間であると言うことを忘れないで欲しいんです。
今日の記事は、僕が誰かに発信しているのではなく、僕自身の戒めとして残そうと思い、勢いに任せてキーボードを叩いています。
もし機会あってこのブログに辿り着いた方には、わかりづらい文章だったかもしれません。
余計なおせっかい、自分よがり、偉そうに見えたかもしれません。
でも、これは僕に向けて書いたものです。
過去の自分、現在の自分、将来の自分に向けて発信しています。
そんな文章でも誰かの目に止まってくれたらいいなって思います。
ブログはそれができるから面白いですね。
おしまい